家族が本気で向き合う姿勢が、一番重要に。

桜が開花して、やっと長い冬に終止符を打ちました。

「春」というのは、誰もが新しい気持ちでスタートをするのにふさわしい季節ですね。

 

2月、3月は毎年、進学・進級のご相談が多い時期ですが、今年は、20代や30代の社会参加をしていないお子様についての、ご相談が多かったように思います。

 

10代の子供の場合は、比較対象が明確に同級生なので、留年や・退学になれば同級生と同じ状況で同じような体験ができなくなり、取り残されてしまう不安が生じます。

 

でも、20代・30代になりますと、誰かと比べるというよりも本人自身の問題として、このままずっと社会参加ができないのではないかという気持ちになり、焦ります。

 

いずれにしても、一旦学校や、社会から離れてしまうとハードルがどんどん高くなってしまいます。

どの子も、どの人も、自分の容量を超えるくらい頑張り続けて、動けなくなっていて…。

人や社会が怖くなり、自信を無くしてしまっています。

 

まずは、家庭の中でゆっくり休ませましょう。心と体を癒す時間が十分に必要です。

 

そして、ある程度の時間が過ぎたら、出来る形で少しずつ外の世界や、安心できる他者とつなげることをしていきましょう。

なぜなら、それはある日突然できるものではないからです。

 

そのためには、家族が本気で向き合う姿勢が一番重要になってきます。

 

変化には必ず多少の摩擦が生じますが、それを恐れていては変わっていきません。

一番大事なのはそのタイミングです。

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