第三者の介入は必要な場合が多々あると思います。
皆様、こんにちは。桜が咲いて4月になりました。
進級、進学、就職と世間が動き出す季節になり、その流れがちょっとしんどいお子様、がんばってみようとしているお子様、いろいろだと思います。
先月、民間テレビで、あるひきこもり支援団体のドキュメントを放映して、ネット上で批判の声が殺到しました。
30代のひきこもりの男性を、親の承諾の元ですが、ドアをたたき壊して大声で納得させて支援施設に連れていきます。
その彼が親元を離れて集団生活をしていく中で、その団体の関連の介護や、工場などで就労につながっていく様子を放映しました。
もしかしたらこの先もずっとひきこもっていたかもしれない事を考えたら、家族としては藁をもすがる気持ちです。
でも世間的には、人権や非人道的なやり方に批判が出ました。
難しい問題です。
私たちも『トカネット』という訪問支援部門を持ち、20年近く訪問支援をして、不登校や、ひきこもりの人たちを学校や就労を含めた社会参加につなげてきました。
その経験から、第三者の介入は必要な場合が多々あると思います。
ただ、その場合、他人に会いたくないと思っている本人に対する敬意や、尊重の意を持ってゆっくりと信頼関係をつくっていく事から始める事が大切だと思っています。