当事者の会の「希望の会~東京会議」が生まれました。
2017年、明けましておめでとうございます。
昨年の活動を振り返ってみて、特に嬉しかったことがいくつかあります。
ひきこもり経験があって、長い年月を社会参加においてブランクがあった人たちが何名か就労に繋がりました。
本人が私どものフリースペースに定期的に通っていた人、ご家族が、定期的に親の会に参加されていた人たちです。
その間に多くの必要な情報に触れたり、雑談の中で他者との関係がきずけたり、皆としゃべったり、笑ったりしているうちに何かしらの不安が少しずつ「大丈夫かもしれない…」という思いに変わっていったのかもしれません。
もう一つは当事者の会の「希望の会~東京会議」が生まれたことです。
「生きづらさを語る会」から始まり、「動けなさを語ろう」、「働きづらさを語ろう」、と最初はそんな名前の会ばかりでした。
マイナスのテーマばかりだと気持ちも落ちてしまいます。
それを、ある時「働くメリットを考えてみよう」、「最近嬉しかったことを人に伝えてみよう」、「今年ちょっとだけ努力してみた事ありますか」とテーマを変えてみたことで、前向きな話がいくらでも次から次へと出てきて、みんなの表情も明るくなってきました。
そこで「希望の会」が生まれました。
出来ないことを悩むよりも出来ることに目を向けると、不思議に気持ちが楽になります。
それを他者と確認しあうと、もっともっと自信につながります。
そういった意味でも、今年は、「親の会」、「希望の会」、「ゲーム会」など、参加者がもっと増えるといいなと思います。
そこから何かが始まります。