大学生の不登校対策会議室
第1回目の「大学生の不登校対策会議室」を9月1日にひらきました。
現役の大学生、昔、不登校になり大学を辞めた経験のある方、資格の勉強中で支援者を目指しておられる方、引きこもりの経験者の方、遅れて元高校教師の方も参加下さり、それぞれの経験を踏まえて現状の意見交換をしました。
今回、参加できなかったですが、不登校経験者の大学生や、不登校の大学生の子供を持つ親御様もメンバーになられました。
次回からはもう少し具体的に「私たちができること」を考えていき、この回を発展させていきたいと思います。
昨今、大学生の不登校のご相談が増えています。
ご相談は地方にお住いの親御様からがほとんどで、東京の大学に入学し、アパートでひとり暮らしをしていて大学に行っていないケースが多いです。
4月・5月の入学時にサークルに入れなかったり、入ってみたけど友達ができなかったり、みんなとノリが違ったり…。
毎日ひとりで授業に出て、大学のベンチでひとりで昼食をとって、ひとりでアパートに帰って…。
だんだん大学から足が遠のいていきます。
中には大学へは行かないけれどもアルバイトをしている子もいます。
また、東京に出てきている同郷の高校時代の友達とだけは会っている子もいます。もちろん大学に行っていないことは話しません。
単位が取れていない通知が親元に届いて初めて事実を知り、親御様はとても心配されます。
あまり長引けば実家に戻ってくるようにと一生懸命説得しますが、ほとんど帰りたがりません。
みんな、夢と希望を持って東京の大学に来たはず。
彼らに、今必要なものは何だろう?
私たちは彼らの力になれないだろうか?
「大学は、行きたくなければ、無理に行かなくても辞めて働けばいい。」というのは昔の考え方で、行きたくて、頑張って入った大学に行けなくなってしまった人ばかり。
そして、そこからどこにも動けなくなってしまっている。
若い人たちが笑顔で希望を持って生きてほしい。
そのために私たちに何かできることがないか、これからも皆さんとご一緒に考えていきたいです。